2014年3月1日, 日本公映 真人版 『魔女宅急便』

[シネマトゥデイ映画ニュース] 角野栄子の名作児童文学を実写化した映画『魔女の宅急便』の主題歌を、歌手の倉木麻衣が担当することがわかった。「魔女の宅急便」といえば、1989年に公開された宮崎駿監督アニメ映画版での松任谷由実の主題歌が有名だが、初の実写版となる本作では、原作に強い思い入れがあるという倉木が書き下ろした楽曲「Wake me up」を使用。大空を自由に飛ぶ主人公キキにぴったりの疾走感あふれるサウンドで、清水崇監督も「(曲を聴いた途端)いきなりピンときました」と大満足の仕上がりとなっている。

倉木は予告編でお披露目となった「Wake me up」という楽曲について、「『どんなことがあっても諦めずに、自分らしく頑張っていこうよ』という想いを込めて歌詞を書きました」と解説。「サウンド的にも、主人公のキキちゃんがほうきに乗って空をさっそうと飛んで行く、そんな広がる空をイメージして歌わせていただきました」と『魔女の宅急便』の世界観にどっぷりつかってレコーディングを行ったようだ。

また、同楽曲を聴いた途端にピンときたという清水監督は、その理由を「映画『魔女の宅急便』のイメージにはもちろん、倉木さんの輝かしい15周年にもふさわしい、元気で透明感のある“新たな出発”の歌を見事に届けてくれたからです」と説明。「今作は、誰もが知っている作品だからこそのプレッシャーがありますが、共に果敢に挑戦してくれた気がして、監督として、勇気づけられました。これまで、ホラー映画監督のイメージが強い僕も、この映画で、彼女の歌声と共に新たな“Wake me up!”に挑む心意気です!!」と語っている。

今回公開された予告編では、倉木の楽曲に加えて、本編映像の数々も初解禁。小芝風花ふんするキキがほうきに乗って空を飛ぶシーンのほか、パン屋のおソノ(尾野真千子)、キキの両親(宮沢りえと筒井道隆)、トンボ(広田亮平)などおなじみの登場人物の姿も確認できる。香川県小豆島といったロケ地の自然の美しさや、原作の世界観を再現した美術や衣装にも注目したい。(編集部・市川遥)

映画『魔女の宅急便』は2014年3月1日より全国公開

 

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