日本2020年7月31日上映! 電影令和版 小露寶

がんばれいわ!!ロボコン

20年ぶりに復活する令和版「ロボコン」の全貌が17日、明らかになった。新作映画「がんばれいわ!!ロボコン」(7月31日公開、石田秀範監督)で、主人公ロボコンの声をアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」の暁美ほむら役で知られる人気声優・斎藤千和(39)が演じる。ヒロイン、ロビン役にはNHK Eテレ「ゴー!ゴー!キッチン戦隊クックルン」に出演していた土屋希乃(きの、11)が抜てきされた。

 愚直キャラが愛されたロボコン。令和にリニューアルされ3代目の姿がお披露目された。斎藤は変幻自在の声の持ち主。関係者からは「元気でちょっとエロくてチャーミングにつくってくださることを期待」とロボコンに性別があったかのような説明が飛び出した。斎藤は「とても光栄。令和の勢いを感じて。(新型コロナウイルスの)大変な時期を乗り越えた今だからこそパワーとロボ根性を与えたい」と話す。

 ロビン役は過去に島田歌穂(56)、加藤夏希(34)が演じた大役。土屋の起用は「ただひとり、人間が演じるロボット役。将来が楽しみなので」(同関係者)と可能性を見込んでのもの。本人も「ロビンは活発で喜怒哀楽のある元気な女の子ロボットなので自分に似ている部分がたくさん」とコメントした。同作はコロナで撮影延期になっていたが8日に開始。予防対策で撮影スタッフを最小限にし、全編オールアフレコで敢行。このほど無事にクランクアップしたという。

 ◆劇場版は44年ぶり  今作は浦沢義雄氏が脚本を担当。ドジなロボコンが中華料理店を手伝うが、ナゾの大事件が勃発。事件のカギを“汁なしタンタンメン”なるキャラが握るという奇想天外な展開。ロボコンを採点するガンツ先生役には江原正士、“汁なし―”を鈴村健一と、ここでも人気声優が演じる。石ノ森章太郎原作の「ロボコン」は1974年に「がんばれ!!ロボコン」として生まれた特撮ドラマ(テレ朝系)で最高視聴率29・2%(ビデオリサーチ調べ)を記録するブームに。76年には映画化もされた。99年にはテレ朝系で「燃えろ!!ロボコン」としてリメイク。今回は44年ぶりの劇場版で、昭和、平成、令和と3つの元号をまたぐ“名作”となった。