矢立文庫: 小說《裝甲騎兵 鐵騎兵墮下》機械設定資料更新

装甲騎兵ボトムズ 鉄騎兵堕ちる

 

X・ATM-09-ST BLOODY SETTER

ブラディー・セッター

ブラッドセッターに続いてフィローのもとに届けられた新たなATで、その正体はフィローのクライアントであり、アストラギウス銀河の各所で暗躍を続けるある「組織」の新型ミッド級AT。
頭部の形状や肩の二連ブレードアンテナ、脚部のスパイクホイール等、その外観はアボルガ王国で運用された際のブラッドセッターと良く似ているが、既存のATM-09-STを改造したブラッドセッターと異なり、本機は完全に新規設計されたATM-09タイプの高機能機で、組織の実行部隊への配備や、彼らとの強い結びつきを持つギルガメス連合の国家や軍閥等への貸与、売り込みを前提として開発されたものである。

 

ATM-09-SWC VIOLET VIPER

バイオレットバイパー

「バイオレットバイパー」ことジュビール・ポップの愛機。
ATM-09-SSをベースにしたカスタム機だが、その外観は大きく変更されていて、最大の特徴は電撃鞭を内蔵した右腕だが、マッスルシリンダーを組み込んだ伸縮自在の可動関節が設けられており、通常のAT腕部以上の運動機能を確保している。

 

ATM-09-BTC BLOOD SETTER WITH PAINFUL STETHOSCOPE

痛い聴診器

アボルガ王国を離脱した後、クライアントからギャラの支払いはあったものの次なる明確な指令のないままフィローはブラッドセッターとともに惑星パルミスを流れていた。
百年戦争が集結したとはいえ、依然として混迷状態が続くパルミスで傭兵の仕事を探す事は難しいことではなかったが、フィローが選んだのはバトリングへの参加だった。
クライアントにも何らかの目論見があってのことだろうが、幸いにしてブラッドセッター返却は求められなかった。その為、フィロー自らの手によってバトリング仕様への改装を施されたブラッドセッターの、新たな姿が本機である。

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